カテゴリ:ピアノ( 4 )

スケールとカデンツァ

高校生の時夏休み宿題のメインになるのはバッハのニ声や三声の曲。
それにスケールを全調とアルペジオ。
実はそれまでにも当然スケールなどは弾いている。レッスンでマルをいただいているが
実は指使いがめちゃくちゃで、なんとなくごまかして来たのに
この高校の音楽科ではどうやら適当に弾くことが許されないようだ。と知って
しょうがないのできちんとちょっとづつおぼえた。
でも、一度おぼえたことを修正すると言うのはかなり力がいる。

夏休みの中程に、声楽の先生のお家へ行った。
先生が呼んでくださったから楽しみに行ったけど、帰りは泣きそう&悔しい気持ちでいっぱいだった。
もう一人一緒に行った子は声楽科で、私はピアノ科だったのだが
先生は二人に夏休みの課題であるスケールを弾かせた。
私は本当にボツボツ修正しながらやっていたため、思うように全調は弾けなくて
声楽科の子の方が上手に弾いたために、先生にこっぴどくやられた。
そこまで言うか、と言うぐらいに。
悔しかった。自分のペースでやっていて、夏休み終了頃にはきちんと弾けている予定なのに
今できないと先生は許してくれない。全然ダメなんです。
電車とバスを乗り継いで行ったのになんだか、、、、、
でも、悔しいのですごく練習した。
先生はそれも計算されて私を叱責してくれたのだと思うのだが今もなんだかあの日のことを思うと泣きそうになる。
誰だってそういう経験はあると思うが、音楽の専門の科へ行ったのだから
厳しいのは当然です。
なかなか褒めてももらえないし、まわりは優秀で
つらいことはいっぱいあった。
そういう何度も何度も打たれ、立ち上がっていくボクサーのような生活を送って来た人と、そうではないけど音楽が好きで続けて来た人が同じ場所に立った時に
同じ注意をされたり、場合によってはその現場での役割りを降ろされたりした時
私たちはもしかしたら、もしも降ろされても謝り、それでも現場に居続けて、反省やトレーニングを積み、またの機会を狙っていくかもしれないが
そう言うトレーニングをしていない人が受けたダメージは
それこそそこから泣きながら立ち去るだけではなく、大きな傷となって
なかなか立ち直れないのではないかと思う。
好きなことを続けるのは素晴らしいことではあるけれど。

そして大学に入って、キーボードハーモニーの授業で
カデンツァを半音づつ移調して弾くのができなかった私。
みんなはスイスイと弾きこなしているし
付属の高校から来た人たちは既にドイツ語の授業を高校の時に受けており
全てにおいて自分は足らなくて相当焦ったことを思い出す。
大学時代、なんとよく遊んだものですが
それでもやっぱり音楽をしっかりやらないととてもついて行けそうになかったので
先生に真っ黒に日焼けした肌を「大丈夫なの?」と言われながら
また、声楽の先生には「アマゾネスみたい」などと言われながらも(日焼けして
髪は長く、格好はまたボサボサでしたから)なんとか頑張って皆について行く他はなく。
でもそういう学生時代は最高だったと思う。
また、最近は同窓生と会話することが多いのだが
やっぱりあのお墓の道を富士山を見ながら学校に行った景色の思い出を共有できる仲間がいるって素晴らしいことですね。


by erisotto-voce | 2017-12-01 22:31 | ピアノ
マイベストプロ コラム更新しました
伴奏について、学生時代に書いた(えらい前ですが、、、、)

まあ、そんなに大して上手ではない私のピアノですが
会話するように、おしゃべりするように弾くようには心がけています。

今朝も仕事で二時間半ほどピアノを弾いて歌って喋ってのリハーサルを行いましたが
ピアノを弾くとは言っても、あのぐらいなら数時間弾いても特に疲れないし
楽しいだけなのですが
きちんとクラシックを弾くとなると、少し違う。
もっときちんと体を使って弾かないといけない感じです。
使う筋肉や、その度合いが違う。しかし、力を入れすぎるとダメです。
普段の仕事で電子ピアノを弾くときもちょっと違う。
要するに、楽器や曲、目的によって、同じピアノを弾くのでも使うところが違うような気持ちがするんです。

だから、クラシックのきちんとした練習を欠いているのは良くなくって
そこが今私には足らないこと。やっぱりじっくり時間をかけないといけない。

あるとき、すごくじっくりピアノに向き合う日があって
私は携帯電話は絶対に自分の練習をしている時は持ち込まないんですが
しっかり練習していたその日は、午前中に映画を観にいき(そんなこともできた日が懐かしいです)
食事して、ゆっくりとピアノに向かったんです。
気持ちよく弾いていたのですが、その日に観た映画はなんとも後味の悪い映画で
心のモヤモヤがなかなか消せなくて。

そのうちに、当時中学生だった次女がレッスン室にやって来て
「お父さんが救急車で、、、、、」と聞いて
急いで着替え、身の回りのもの、お金をかき集めて、もしかしたらすぐに帰れないかもしれない
と思って、お化粧や下着などもたくさん積んで車で四国へ向かって進みました。

あの時から自分の生活は一変してしまったのですが
それから少しずつ落ち着いて来て、たくさんの重たい仕事を済ませ
なんとなくやっとピアノにじっくり、夜の時間なら向かえるような気がし始めた最近。
友人のファミリーコンサートで聞いたバッハが私の導火線に火をつけちゃいました。

練習できるって、幸せなこと。
そして、昔はピアノを長い時間弾くには十分ではない環境のときもあり
学校で借りたり、スタジオに行ったり、色々してたけど
今はちゃんとできる環境があるのだから
やれることはしないといけないと強く思うのです。

クタ〜〜〜っとなって動けない日が多かった夏ですが
元気になって来ています。
それは先日のファミリーコンサートのことなどで感じる友との信頼関係や
やっぱりまわりで支えてくれる生徒さんの存在は大きいわ。
イベントのキャンセルが相次いでちょっと凹みそうだったけど
今日の歌声を聴いて、「ああ、やっぱりこれよな〜」と
心がほ〜〜っとしたかな。

私はいろんな歌の曲を適当にアレンジして暗譜で弾くことができるようになりましたが
この先はオーケストラの交響曲や、オペラの曲などを自分でアレンジして
それをまたおぼえて行こうと思います。
さあ、レパートリー拡大です。
まだまだやることあるよ〜〜


しかし、家事は進ままない、、、、

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袴でステージでピアノを弾いたのはこの時と
2006年の上海での演奏会の時です。



by erisotto-voce | 2017-08-29 17:21 | ピアノ

深夜の動画投稿

昔、我が家にレッスンに来てくれていた三上吉直氏の近況?サロンコンサートの模様です




by erisotto-voce | 2016-06-08 02:06 | ピアノ
ベートーヴェンのソナタの楽譜を新しいものに買い直し
一番からずっと弾いている。
楽譜面が前のと違うので(といっても、過去に2冊は同じソナタ集を違う出版社で持っているのだが)
少しだけはじめましての感じがする。

&学生のときに弾いたものははるか昔なので

新鮮な気持ちで弾いてみる と、新しい発見がいっぱいある。

練習後にスマホでユーチューブなどを検索して
同じ曲のいろんな演奏を聴いてみる。

ベートーヴェンのソナタは主に中高校生の時に弾いているのだが、1楽章と終楽章を弾いていても、その間の
緩やかな楽章を弾いてなかったりする。
それから、私は音高(高校は音楽科)に行ったので、試験が年に何度かあり、それに向けての練習が多かったため
あまり多くの曲を弾いていないことに気がつく。
そして、その頃はあまりベートーヴェンのよさがわからなかった。もちろんいい曲。でももっと大きな曲が弾きたかった。

でも、いまこうやって何十年かピアノを弾いてみて、またベートーヴェンやバッハ、モーツアルト、ハイドンなどを弾くと
すごく魅力的なことがわかる。
美しさにため息も出るし、涙もでることがある。

もっともっと勉強したい。

終わりはないのだ!

頑張ろ〜〜

おやすみなさい

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by erisotto-voce | 2016-02-21 01:45 | ピアノ

ホームページは「吉井江里WIX」で検索してください。 岡山市で活動している吉井江里です♪ピアノを弾きながらの歌の講座や合唱指導、講演やライブ等の活動中。2015年3月18日完成の映画「見えないから見えたもの」(盲目の教師、竹内昌彦先生の映画)挿入歌「点字のラブレター」や「ワルツ」を作曲。


by erisotto-voce
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